好きも嫌いも単なる意味付けでしかない。

あなたには、嫌いなヒト、モノ、コトがあるでしょうか?
ありますよねー。

ですが、なぜ嫌いなのか考えたことがあるでしょうか?

あの人は自分の意見を押し付けて命令してくるから嫌いだ
とか
試験は緊張するから嫌いだ
とか
メディアはネガティブな報道ばかりしてくるから嫌いだ
とかとか。

これらの場合を掘り下げてみますと、あなたはそのヒト、モノ、コトに
遭遇したときに「嫌い」という意味をつけていることになります。
辻秀一先生がいう「認知脳」によるものです。

誰だって、「嫌い」という感情を持つことを嫌います。
好きで「嫌い」という感情になっている人はいないと思います。
そもそも「嫌い」という感情は潜在意識に悪い影響をおよぼし、
あなた自身の波動を下げてしまいます。
あなた自身の波動・周波数が下がれば、それ相応の出来事…
つまり「嫌なコト」を引き寄せてしまいます。

では、どうすればよいでしょうか?

それは、

事実と意味付けを分離することです。

たとえば、
課長に嫌味を言われた
のであれば、

事実は
課長があなたに●●という発言をした
だけのことです。

そしてあなたは●●を嫌味と解釈・意味付けしたわけです。

そもそも世の中は、事実はひとつ、解釈は無限です。

「嫌な課長」というのも意味付けです。
事実は、課長が存在しているだけです。

「嫌い」を解消する方法はいくつかありますが、
ひとつは嫌いだと思っているものを直視し、理解に努めることです。
もしかしたらその課長も、部長に嫌味を言われたりとかして、
部下であるあなたをストレスの捌け口にしているのかもしれません。
あるいは、課長の夫婦関係がよくなくてそれでイライラしてあんな発言になったのかもしれません。
職権乱用やパワハラなどをする人は人としてどうかしていますが、
その背景を考えると、かわいそうになってはきませんか?

相手のへの理解に努めると、「嫌い」という感情は消えていくでしょう。
そうするためにはそれ相応の覚悟と勇気がいりますが、それは試練です。

僕の愛読書「ザ・パワー」は現代人にとっての聖書ともいえるほどの名著だと思います。

その中の言葉として

愛の力はあなたにあらゆる分野での感情の個人トレーナーを提供します。そのトレーナーはあなたが日々出会う普通の人々の姿で現れます。しかし、彼らは全員、あなたが愛を選ぶように訓練をしてくれるのです。

があります。

実際僕自身トレーナーとともに筋トレをしていたことがありますので、
感情の個人トレーナー という言葉がものすごい腑に落ちています。

そう思ってから、僕の中から嫌いな人はいなくなりました。

実際トレーナーとともに筋トレをしていると、「よし、やるぞっ!」という気になってきます。
あなたも筋トレをしていたら、そう感じるかもしれません。
個人トレーナーではなくても、みんなでトレーニングしていると、
自分だけ怠けるわけにはいきませんもんね。
一人でやるよりも効果的です。

そして、トレーナーとともに筋トレをしていれば、
確実に筋肉は成長します。

あなたも「嫌な人」を「感情の個人トレーナー」と思ってみてはいかがでしょうか?
筋肉同様にあなたの感情も成長します。

御一読ありがとうございます。共感していただければ幸甚です。