実は人間のDNAには人類共通の恐れが記録されています。

何かわかるでしょうか?




それは、、、

自分には価値がない

という『前提』です。

玉石混淆な情報が飛び交う現代社会、
「悪貨は良貨を駆逐する」
かのごとくネガティブな情報にとり囲まれています。

そんな中で育った現代人には共通して
「自分には価値がない」
という『前提』を持ちがちです。

人はこの『前提』を認めるのは、死ぬほど怖いものです。

今の僕はその『前提』をすでに書き換えたので実感がわかなかったのですが、
勉強会参加者やファシリテーターさんは「隠したい自分」として次のように言っていました。

「自己開示できない」
「生きる価値がないとまで否定してしまう」
「本当の自分を知られると相手にされないという『前提』」
「本当の自分を知られたら自殺したくなる」
「自分は醜い」

思えばかつての僕もそのように思っていた時期がありました。
「死にたい」
「消えてしまいたい」
と若い頃は思っていました。

無力感を感じることが頻繁に起きると、
無力感を学んでしまう
学習性無力感
という最悪な状態に陥っていました。

今思うと、当時の潜在意識は虫の息ですね(怖)

僕の場合、数年前から徐々にポジティブな感情が湧いてきて
無力感はなかなか出てきませんでしたが、
数ヶ月前は無力感が顕著に出てきました。

それも、良質な情報の過飽和入力という強引な手法により消し去りましたが、
それはまた別な機会にお話します。

さて、、、

この死ぬほど恐い無価値感に対して、人はどのような行動をとるでしょうか?

それは、

「にげる」
「まもる」

です。

ひらがな表記だとRPGのコマンドのように思えてきますが、人は無価値感を直視したくないのです。

「逃げる」とは本人は無自覚だが、『前提』を見ないようにしているということです。
「守る」とは人のせいにすることで『前提』に気付いていない状態のことです。

「自分は正しい、お前は間違ってる」という態度はよくありがちですが、
それは人のせいにすることで楽になるからやっていることです。

「弱い犬ほどよく吠える」とはよく言ったもので、
虚勢を張って偉そうにしている人は大したことありません。
『前提』を見ないようにするために虚勢を張るのです。

そして、、、

これには「逃げる」「守る」の両方が入っていますが、
「数字を上げて価値を認めてもらう・証明する」
というのもあります。

男性によくありがちです。

この場合、数字を上げることの動機を見なくてはなりません。

心の底から貢献したいからならばよろしいことです。
自分が満たされているため、貢献することで自然と感謝の気持ちが湧いてきます。

けれども、貢献が本心ではない場合だったり、欠乏が原因の場合は『前提』がからんできます。
ただ目的もなくお金儲けしたいと思ったり、数値を上げることで自分が優秀であることを認めてもらいたいと思うのは、
裏には無価値感という『前提』が潜んでいます。
こういう場合は、たいていうまくいきません。

でも、あなたは決して無価値なんかではありません。
あなたは価値がある人間です。

なぜなら、あなたは人の役に立つことをやっているからです。
ただネガティブな感情が強くて思い出せないだけで…。

「あの出来事があったから今がある」
と、ネガティブと考えていた過去の出来事を肯定したり、
ポジティブな過去の出来事を想起することでこの『前提』を徐々に裏返すことができます。

自分を見つめるのは時間がかかる作業ですが、
がんばってやってみる価値があると保証します。

そして、それが終わった曉には
「自分は価値がある人間だ」
という新しい『前提』ができているでしょう。

こうなれば世界が全く変わって見えます。
過去に次々に○をつけていくと、今のエネルギーレベルも上がっていきます。
そうなるとポジティブサイクルが回り始め、人生がうまくいくようになります。

あなたの人生に幸あれ。

御一読ありがとうございます。共感していただければ幸甚です。