あなたは今、苦手と思っているヒト、モノ、コトがありますか?

実は「苦手」というのは幻想にしか過ぎないのですよっ!!

「ええええええ〜〜〜〜?」
って思うかもしれませんが、「苦手意識」という言葉が象徴するように、
苦手というのは「意識」の問題なんですね。

つまり、自分自身による勝手な思い込みなんです。

僕が学びを始めるちょっと前まで、僕自身がそれに気付かず、
「苦手」をたくさん持っていました。

過去の自分、とくに昔の自分は苦手意識の塊でした。
親からも「あなたは特化型の人間だ」と言われ続け、
僕自身もそう思い込んでんいました。

でも、あなたはびっくりするかもしれませんが、
実は「苦手」の中には宝が眠っているんですよっ!!

あなたは今の「苦手」をそのままにしたいですか?
それとも、克服してリソースに変えたいですか?

苦手の中に宝が眠っていると言われてもピンと来ないかもしれませんので、
僕自身の苦手を克服したエピソードをいくつかお話しましょう。

誤解しないでいただきたいのですが、
僕は自慢話がしたいのではありません。

人生には無限の可能性があること、
苦手なものは克服するどころか得意に変えてしまうことすらできるということを
あなたにお伝えしたいからです。

本気で取り組めば、あなたもそうなることが可能であるということです。

ひとつめ、、、

今はこうして作家生活15年目で、単著も5冊著していますが、
実は大学生の頃までろくに文章が書けなかったのです。
中学生の頃なんて、作文が一文字も書けずに同級生からも親からも馬鹿にされていました。
親にまで馬鹿にされていたのですから、そりゃひどいものです。
作文の授業は本当に苦痛そのもので、原稿用紙を前にうーんうーんとうなるだけで終始していました。
作文の書き方を誰にも教えてもらえなかったので、当時は苦手意識を克服できませんでした。
大学受験でも試験科目に国語が含まれてない理数系を選択しました。

けれども、大学4年生の頃に転機が訪れました。
メールが使えるようになり、
「メールならば普通に書けるじゃないか」
と思うようになりました。
これだけでも大きな進歩でした。
まずは、気楽な気持ちならば苦手なことでもできるという確信が得られました。

とはいえ、

単発のメールは気楽に書けるからいいとしても、今度は卒論という大ボスが待ち構えています。
「あんな大量の文章なんて書けっこない」
と当時の僕は思っていました。
今まで成績こそよかったものの、卒論が書けないのでは
卒業できないかもしれないと怖くて怖くて仕方ありませんでした。
けれども、追い込まれれば人はやるもので…火事場の馬鹿力といいますね…なんとか卒論を必死で書き上げることに成功しました。

僕の敬愛する師匠がいう「本気×努力」が実り、本気で卒論を書いたら苦手意識なんてどこへやら、
なんと卒論で賞を頂きました!

このことから、
人間は本気でやればたとえ苦手なことであっても克服できるんだ」
と学びました。

文章について自信を持てるようになった後は
「本を書きませんか?」という人生を変えるメールが来て、
作家生活が始まったのです。

さて、、

長くなりますが、あといくつかエピソードを紹介しましょう。

僕は小さい頃、運動がとても苦手でした。
身体を動かすこと自体は嫌いではなかったと記憶していますが、
短距離、長距離とも走るのはクラスでビリで、いじめられていました。
やはり親からも馬鹿にされ、だんだんと運動に対する苦手意識が深まってきました。
本当に「のび太くん」状態でした。
こうして運動が苦手なまま大人になりましたが、これまた転機が訪れました。

20代、何がきっかけかは忘れましたがエアロビクスを始めました。
エアロビクスは音楽に合わせて身体を動かす、楽しくて脂肪燃焼できるいい運動です。
ここで生まれて初めて運動することの楽しさを知りました。
エアロビクスを始めて1年ほどで人並の体力になったと思います。
苦手なことでも楽しい方法でやればなんとかなるということです。

そして、30代後半になり突如体力が大幅にアップし、
エアロビクスで鍛えられた下半身がベースでスクワット1000回以上できるようになっていました。
上半身のトレーニングは「苦手」でしたが、トレーナーの元で本気で努力すると
気が付けば腕立て伏せも100回以上できるようになっていました。
今では体脂肪率は一桁となり、自分の身体に自信が持てるようになりました。

この自信はあらゆる物事を好転させました。
身体から発するオーラが以前とはまったく別物になっていたからでしょう。

いじめられていた経験から、数年前まではコミュニケーションが苦手な「コミュ障」でした。
ですが、気付きの感度が深くなり、とある5歳の女の子の何気ない行動を見ていて
人を怖がることがなくなり、行動力も出てきました。
僕を長年縛り付けていた呪縛を解いたのが5才児というのだから、人生なにがあるかわからないものです。
今ではコミュ障はどこへやら、相手に愛情と敬意を持って接することができるようになりました。

このことからは、
幼な子からも学ぶことができる
人生何が起こるかわからない
ということを学びました。

さらに学びを深めていくにつれて、僕から苦手な人は消えてしまいました。
ついさっきまでいたのですが、相手のいい面を見ることにフォーカスしたら、欠点は気にならなくなりました。

さて、、、

長々と自分事を記してきましたが、あなたはその中にヒントを見つけられたでしょうか?

かつて苦手だったヒト、モノ、コトを克服したことはありますか?
克服してニュートラルになれたらそれで十分ですが、それを逆に得意にしてしまえばベストですよね。

前書きが長くなりましたが、
苦手を消し去る技術についてお伝えします。

あなたが今、苦手だと思っているヒト、モノ、コトがあるとします。

まず、どういうところが苦手なのかを言語化してみてください。
言語化することで、頭の中のモヤモヤがなくなります。
このモヤモヤが潜在意識を悪くさせますので、言語化して外に出してください。

次に
「苦手だと思っているものには成長のための宝が隠されている」
と信じ、苦手な対象のいい面を見るように努めてください。

最後にこんなアファメーションを唱えてください。

もし、あなたが苦手を克服して得意に変えた経験がおありでしたら、
そのときの経験を想起し、

「私は過去の苦手をすべて克服して得意に変えてきたじゃないか。
 私はなんでもできるんだ!」

と胸を張って力強く唱えてください。

もし、克服経験が思い出せないならば、時間をかけて思い出してみてください。
思い出せたら上記のアファメーションを唱えてください。

もし、克服経験がない、あるいはどうしても思い出せないとしたら、このアファメーションがよいでしょう。

「苦手なんていうのはただの幻想だ」
「苦手は成長するための宝の山なんだ」

と。

苦手な物事を始めるときは「楽しく」「気楽に」やる方法を模索してみてください。
そしてやると決めたらトコトン「本気で」やってみましょう。

苦手を成長へのリソースに変えることができたあなたは、
もはや苦手意識にとらわれることがなくなります。

自信を持って人生に立ち向かえるようになっています。

御一読ありがとうございます。共感していただければ幸甚です。