物事をあきらめる。
あきらめというのは、本当はまだ続けたいのに、何らかの事情でできなくなったというジレンマです。
もしかしたらあなたもそれで苦しんだか、現在苦しんでいるかもしれません。
けれど、それをあきらめと思うのは、実は悪い思い込みなんです。
潜在意識にとっては毒なので、消し去る必要があります。
自分の本当の気持ちは「まだ続けたい」と言っているのに、
やめてしまうので、あきらめという感情が出てきてしまうのです。
自分の本当の気持ちに気付いて、大切にしませんか?
物事はいつか終わらせなければなりません。
プロスポーツ選手はいつか引退の日が来ますが、そのときにあきらめを感じる人と感じない人がいます。
結果を出せなかったからあきらめを感じるのでしょうか?
実は違うんです。
その物事に全力本気で取り組んだのであれば、たとえいい結果がともなわなくても、
自分の力を出し切ったことによる達成感により、あきらめを感じることはありません。
全力本気で自分がやれるだけのことをやりきってしまえば、未練を残さず次の人生へ歩んでいけます。
対して、結果を残しても力を出し切れてないとあきらめを感じます。
その物事に対して本気で取り組んできたかどうかを示すバロメータは、やめる際にあきらめを感じるか、達成感を感じるかです。
あきらめを感じるということはまだ自分でできることが残っているのにやらなかったからです。
僕の敬愛する師匠は、20年ほど前に交通事故で妻が瀕死の重症になってしまいました。
愛する妻を救うために、彼は自分ができる限りありとあらゆることをしました。
いい病院を探したり、治療法を見付けたり、自分の心を保つために今まで手を出してなかった自己啓発の勉強をしたりと、
想像を絶する行動力を発揮しました。
常人であればすでにあきらめているのですが、彼の心に「もうだめだ、あきらめよう」という心は1mmもありませんでした。
妻をなんとしても救う、健康を取り戻す、そのためなら何でもするという気迫で必死に行動しました。
その結果、、、
愛の力は奇跡を起こしました。
一生植物人間になると絶望視されていた妻は奇跡的に健康を取り戻しました。
今では普通に生活をしています。
事故の経験で彼は「全力本気で行動すれば自分で奇跡を起こせる」ということを確信しました。
そんな彼のモットーは「今を本気で生きる」です。
あきらめなかったから奇跡が起きたのです。
彼のエピソードを自分事意識で聞いていた僕は、物事を始めたら最後までやりとげることを心に決めました。
当たり前の幸せはいつなくなるかわからないことを、この事故の話が物語っています。
今を全力本気で生きないと、絶対に後悔すると思いました。
僕は昨日、彼に会いに行き、著書にサインをしてもらいました。
『本気で生きる』
という力強い文字です。
本気で生きるからこそ、「あきらめ」も「後悔」も「難しい」も「コンプレックス」もなくなっていくのです。
自分が事故を経験してなくても、本気で生きることの大切さを学べたのは、とてもラッキーなことです。
では、、、
あきらめを消す方法を教えますね。
この2ステップです。
- これまでやってきたことを意味づけと解釈の力を使って肯定する
- 新しい道を本気で突き進む
「残念な結果だったけど、僕はここまでやってこれたんだ」
「ここまでがんばってきた自分よ、お疲れ様」
などと自分に言ってあげましょう。
そして、自分で決めた新しい道を全力本気で進みます。
そうすればやめたこともひとつのプロセスと考えられるようになります。
最後に、この言葉を唱えましょう。
「本気で生きる自分はどんどん成長します」
全力本気をモットーに生きるようになったあなたは、もはやあきらめることを知りません。
すべての出来事はゴールまでのプロセスと考え、成長を加速させていきます。
御一読ありがとうございます。共感していただければ幸甚です。