日本では清貧が美徳とされ、贅沢品は良くないと言われていると思います。
僕も清貧に生きよと教育されてきました。
そして僕も清貧を良しとしてきました。

けれども、僕の師匠は
「手持ちの物を1つだけでいいからブランド物にしてみなさい」
と教えています。

素直と言われている僕は、師匠の教えを素直に実践してみました。

実際昨日、長年愛用してきた100均の財布をルイヴィトンに買い換えました。

僕は高級ブランドについて全くの無知なので、
唯一思い付いたブランド名がルイヴィトンだったからです。
そして、ちょうど渋谷にルイヴィトンの店がありました。

店はとても上品で、商品の配置、照明、店員の服装など、とても洗練されていました。

いろいろな商品を見て触って匂いをかいで、商品そのものを感じました。

そして元の財布と同じような形状の財布を見付けたので、それを購入しました。

価格は税抜4万円と、400倍でした。

僕はお金を支払うときは惜しまずに
「ありがとうございます。」と感謝をして、
丁寧にお札を渡しました。

「ブランド名について無知な僕でも知ってるところですから、かなりエネルギーがありますね」
って僕が言ったら
「ありがとうございます。そう言われ続けるように精進します。」
って答えてくれました。

なんと謙虚で丁寧な言葉遣いでしょうか。
さすが高級品を扱う店は店員の人間力もハンパなかったです。

隣りの若者は
「たっかっ!!安いのないのか」
とルイヴィトンにいながらにして価格に不満を言ってました(笑)

しばらく待つと、上品な封筒にレシートが入れられ、
商品の箱にはリボンがつけられ、ギフト仕様になっていました。
上質な紙の手提げバッグを手渡されました。

中を開けてみると、上品な引き出しの箱に厚い丈夫な布ケースに財布が入っていました。

パッケージングもはんぱなかったです。

そして、手持ちのお金を100均からルイヴィトンに移し変えたとき、
コトバには言えないビビッという衝撃を感じました。

なんというエネルギーの高さ…
これがルイヴィトンの持つエネルギーなのか…

ルイヴィトンの放つエネルギーが僕に吸収され、
自分自身のエネルギーが高くなったのを感じました。

RPGでいえば、ただの棒切れを聖剣に持ち替えたかのような感覚でした。

師匠が言いたかったのは、この
「エネルギーを感じて取り入れる」
ということだったのです。

この感覚は与えられるのではなく、自分のお金で買わないとわからないものです。
「贅沢品なんて金のムダじゃん」
なんて決め付けている人には一生わからないでしょう。
新しい世界を知る機会をムダにしているのですから。

「ルイヴィトンを持つのに相応しい男にならないといけない」
と気が引締まる思いでした。

師匠は贅沢品を身に付けることは投資だと仰っていましたが、その意味を垣間見ました。

大切なお金を入れる場所である財布、できればエネルギーの高い場所に置きたいものです。
お金さんは、ボロ屋から一等地に引っ越したのです。
きっとお金さんは喜んでいることでしょう。

一方、、、

自分が良くみられたいと見栄を張るという動機でブランド物を買うのは、
ただの浪費でしかありません。

ブランド物の持つエネルギーを自分に取り入れるという動機であれば、
ムダな買い物ではなくて投資に早変わりします。

僕は財布をあくまでカバンに入れておくため、人に見せびらかす趣味はありません。

それにしても意味づけと解釈によって浪費が投資に変わるのは興味深いです。

僕は財布を買ったのではなくて、ルイヴィトンのエネルギーと経験を買ったのでした。
まったく新しい世界と価値観が潜在意識にインストールされたいい経験でした。

御一読ありがとうございます。共感していただければ幸甚です。